最初の3歩

最初の1歩だけでは不親切ですがかと言って10歩までお伝えできる専門性はございませんので3歩目くらいまでを応援できればと自分の経験を書くブログです。都市伝説と運動と料理とマーケティングが好きです。

【マーケティング】勝ちたかったら集中しろ!という話です

こんばんは。

 

戦略とは

経営資源の配分を決める

ことだと書きました。

 

配分というと

均等に分けること

どこかに集中すること

配分ですよね。

 

今回は勝ちたいんなら

集中しろ!!

ということについて書きます。

 

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1:均等と集中

 

もうずいぶん昔の話ですが

代理店として企業の販促を

担当していました。

 

先方のオーダーは

「TVも雑誌も新聞もWEBもPRも」

満遍なく打ちたいとの要望です。

 

予算は限られているので

均等に配分する

ことになります。

 

競合に比べて

資源が圧倒的に多いなら

均等に配分しても勝てます。

 

でもそんなことって

あまりないですよね。

 

そうなると

集中が求められます。

 

あれもこれもでなく

勝たなければいけないところを見極めて

集中しなければなりません。

 

 

ところで

何で集中は難しいのか?

という問いが生まれます。

 

それは

満遍なくやると安心するから

だと荒木先生はおっしゃいます。

 

勝利を求めるなら

ここぞというところでは

決める!必要があるのですね。

 

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2:集中の効果

 

例えの話です。 

 

5つのメディアに予算投下するとして

自社資源:1000万円

競合資源:1200万円

 

両社ともに均等に配分すると

   TV   雑誌  新聞  WEB  PR

自社 200 200 200 200 200

競合 240 240 240 240 240

➡︎0勝5敗(全負け)

 

一方

競合が均等に配分するときに

勝たなければならない点に集中できると

   TV   雑誌  新聞  WEB  PR

自社 250 250 250 150 100

競合 240 240 240 240 240

➡︎3勝2敗(辛勝!)

 

たとえ資源が不足していたとしても

勝負所を見極めて

集中すれば勝てる

のですね。

 

 

3:勝ち負けライン

 

英語では

Sufficient Line(十分なライン)

と言います。

 

資源が100あって

5つのメディアに20ずつ均等に

割り振ったとします。

 

消費者の認知を獲得できる投下量が

30のラインだったとしたら

結局すべての投資が無駄になります。

 

例えば

中高生に向けたチョコを

新発売するとして

 

あれこれ均等に割り振った結果

CMは土日の日中に1本だけとなったら

この投資はおそらく無駄になります。

 

CMが重要であると決めたなら

認知獲得に十分なラインを超えるため

他施策を捨てて予算を集中する

といった決断が必要となります。

 

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4:まとめ

 

戦略とは経営資源の配分のことです。

 

足りない資源を分けて集中するから

勝てるようになります。

 

分けないならば

それは戦略がないということなので

勝利は危うくなります。

 

案件の担当者には

負けられない箇所を見極めて

決断をする強い意志

必要なのだなあと思います。

 

マーケティングって面白いですね。