【マーケティング】やっぱ勝てるかだけじゃなくて魅力度も考えなきゃという話です
こんばんは。
マーケティング施策を
実行するか・しないかの判断軸は
①勝算
②魅力度
③カニバリ
と教えられました。
今回は自治体さんと話して感じた
その施策に魅力はあるのか
は大事な問いという話です。
1:観光の勝算と魅力度って何だ?
「勝算」は分かりやすくて
その施策を打って勝てるのか?
です。
「魅力度」は
その施策が成功したときに
どんな旨味があるのか?
です。
そもそも上手くいかなきゃ
しょうがないですが
上手くいったときにどんな旨味があるかは
忘れがちになります。
2:かつての日本の観光
木曽崇先生が「夜遊び」の経済学で
分かりやすい説明をされています。
我が国の観光政策は元々、旧運輸省が所轄
する交通政策の一環として実施されてきた
ものである。
交通政策においては伝統的に需要の増減は
消費額ではなく、交流人口、
すなわち乗降客数で測られることが多く、
その一環として行われてきた
観光政策においても「客数」が
政策評価の主たる指標として
使用されることが常であった。
「客が増えれば観光地って潤うよね!
なら交通網整備しようよ!
高速道路とかどんどん伸ばそうぜ!」
ということで
交流人口は増えたようなのですが、、、
3:何が起こったか
私は大阪に住んでいるのですが
高速道路を使うと
和歌山県は1時間
香川県なら2時間
で行けてしまえるんです。
そうです
客単価が跳ね上がる
宿泊客が減ったのです。
結果
県庁所在地まで来て
城の入館料払って
昼飯食べて
土産買って帰る
といった小額旅行が増えてしまったんですね。
香川県なんて
うどんが名物ですけど
一杯300円とかでいただけちゃうんです。
胃袋のサイズは
その日だけデカくならないので
2〜3杯のうどん巡りして観光終了
地元にいくら落ちたんだ?
ということになってしまったのですね。
4:まとめ
その打ち手が上手くいくのか(勝算)
はまず第一に考えること。
次に
その施策が上手くいったときに
どんな旨味があるのか(魅力度)も
十分に考える必要があるんですね。
マーケティングって面白いですね。