最初の3歩

最初の1歩だけでは不親切ですがかと言って10歩までお伝えできる専門性はございませんので3歩目くらいまでを応援できればと自分の経験を書くブログです。都市伝説と運動と料理とマーケティングが好きです。

探究

今週のお題「読書感想文」

 

f:id:kabayakijp:20200903224021j:plain

 

【探究】

ある物事の真の姿・あり方をさぐって見極めること

 

「不思議」と言われている様々な出来事について

探究した書籍を読みました。

 

オカルト・クロニクル 

著:松閣オルタ(洋泉社

 

オカルト・クロニクル

オカルト・クロニクル

  • 作者:松閣オルタ
  • 発売日: 2018/08/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 古今東西の15の奇妙な出来事について

著者が真相を探ります。

 

「怪事件専門ルポライター」として

企業勤めをしながら研究されている先生です。

 

古い話も多いのですが

新聞、雑誌、国内外のネット(怪しいもの含む)の

膨大な資料に当たり検証されています。

 

案件によっては

現地を取材されているとのことで

「好き度」が半端ないことが伝わってきます。

 

特に面白かった2件をご紹介します。

 

■ディアトロフ峠事件

書籍が出ていたりアンビリーバボーで

特集があったので

有名な事件だと思います。

 

ロシアで起こった事件で

大学生を中心とした9人の登山隊が怪死します。

 

1月の雪山なのに服を脱いでいたり

遺体の一部が欠損していたり

放射能を浴びていたり

 

遭難→凍死ということではなく

異常な最期から注目された事件です。

 

私も雪山に登るのですが

登山者と小屋の従業員くらいにしか

遭遇しない静かな世界です。

 

雪山と悲惨な状況の

ミスマッチがものすごく恐ろしく感じました。

 

恐ロシア。

 

■青年は「虹」に何を見たのか

虹を見て地震を予知したという

椋平廣吉さん(1903〜1992)についての考察です。

 

・1923年9月1日 関東大震災

・1925年5月23日 但丹烈震

・1927年3月7日 北丹後地震

・1930年11月26日 北伊豆地震

 

を予言したとされたようですが

その科学的根拠について

多くの科学者が真偽を確かめることになりました。

 

自然現象とか生物の行動で

地震の前に観測されると言われる現象を

宏観異常現象と呼ぶようです。

 

ナマズが暴れてるとか

カラスが日中に騒ぐ

といったやつです。

 

虹→地震

因果関係があるのか

再現性はあるのか

これを科学的に証明できたのか

という話です。

 

個人的には

見える人っていると思ってます。 

 

 

書き忘れました。

・1932年 中国甘粛省地震

 

これも予知したようですが

検証する術がなくて困りました。

 

困っチャイナ。

 

 

その他にも

熊取町七名連続怪死事件

■京都長岡ワラビ採り殺人事件

■井の頭バラバラ殺人事件

など

タイトルだけでそそられるものや

昭和・平成の事件の真相に迫ったエピソードが

収められています。

 

軽やかな語り口とユーモアによって

作者と一緒に考察できる一冊です。

 

ぜひお手に取ってみて下さい。