【マーケティング】自治体さんと観光振興1
こんばんは。
今日は自治体さんとの
観光客どうしたら増やせんねん!?
という話について書いてみます。
1:考えるべきことは何か
「どうしたら観光客が増えるの?」
ほぼ全ての自治体さんから聞く悩みです。
確かに
観光客が来なければ振興も何もないので
重要な悩みのはずです。
しかし
本当に問うべきなのは
どうしたら
金を使ってくれる観光客が増えるのか
のはずです。
✖︎観光客を増やす
◎金を使ってくれる観光客を増やす
具体的に考えてみます。
2:観光振興に寄与する客とは
木曽崇先生が著書の「夜遊び」の経済学で
すごく分かりやすい解説をされています。
殊に「観光消費」という一点からみた場合、
文化や自然による誘客というのは消費をそこに
直接生むのが難しい。観光客が一日かけて文化財や
史跡を巡ったとしても、そこで落ちる観光消費は
せいぜい数百円の拝観料と微々たる交通費程度である。
(p64)
確かに
電車で観光に来て
城の入場料300円払って
1000円のランチして終了
だとしたら旨味は乏しいです。
むしろ
観光客が使う公衆トイレや
出されたゴミの清掃は
税金で賄われるので
金を落とさない観光客を集めても
マイナスになりかねません。
「観光客を増やそう!」ではなく
「金を落としてくれる観光客を増やそう!」が
正しい問いであることは間違いなさそうです。
3:まとめ
施策を打って結果を出すには
しっかりとした問いを立てられるかは
とても重要です。
では
「どんな客が金を落としてくれるのか」
について次回考えたいと思います。
マーケティングって本当に面白いですね。