最初の3歩

最初の1歩だけでは不親切ですがかと言って10歩までお伝えできる専門性はございませんので3歩目くらいまでを応援できればと自分の経験を書くブログです。都市伝説と運動と料理とマーケティングが好きです。

【マーケティング】自治体さんと観光振興2

こんばんは。

 

自治体さんの観光振興の

お手伝いをしています。

 

「振興」なので

✖︎観光客を増やす

金を落としてくれる観光客を増やす

 

これが重要だと思います。

 

金を落としてくれる観光客について

考えてみたいと思います。

 

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1:旅行消費の内訳

旅行客から得られる消費といえば

 

①宿泊費

②施設利用費

③飲食代

④交通費

⑤土産代

 

ほぼこんな感じだと思います。

 

この中で一番消費額が大きいのは

やはり宿泊費です。

 

自分が旅行するときを考えても

宿泊すれば一気にお金が飛びますもんね。

 

なのでどの自治体さんも

宿泊客きてくれないかなぁ

が本音なのですが・・・

 

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2:宿泊客の特徴

獲得できれば旨味はあるけど

数を稼ぐのが難しい

 

理由は単純で

 

宿泊旅行は

庶民(私)には頻繁にできないからです。

 

あと

宿泊旅行って

移動費もかかる印象ありませんか?

 

その理由も単純で

自分が住んでる県内とか隣の県で

わざわざ宿泊することってほぼないから

(2020年は県内客を獲るしかないので

県内向けの獲得策が多いですが)

 

せっかくなら遠方に行った時に泊まろう

になるから交通費もかさむ。

 

故に

結構な出費の宿泊旅行は頻繁にできない。

 

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3:日帰り客の特徴

宿泊客と比べれば

消費額は劣るけど数は多い。

 

理由は

宿泊しない分だけ旅行費用が浮くので

参加数が多くなるから。

(当たり前ですね。。)

 

4:どっちを狙うべきか

 

日帰り客です!!

 

理由は

家計の旅行支出は増やせないから。

 

マーケティングで重要なことは

1:勝算

2:魅力度

3:カニバリ

 

1番目が勝算なのは

そもそも勝てる見込みのないことを

いくら考えても無駄だから。

 

宿泊客を増やそうとする施策は

当たれば見返りは大きいですが

家計に制限があるので勝算は低いです。

 

ならば

日帰り客の中で

消費を引き上げられそうな層に注力する。

 

これが良いのではないかと思います。

 

5:ターゲット

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具体的に

日帰り客の中で消費が期待できそうな顧客を

考えてみます。

 

イカ保有

それも

高速道路を使って旅行に来るような

運転に慣れたイカー旅行者

 

彼らは

3点で消費が期待できます。

 

①訪問箇所数

移動手段を持っているので

県内各地を回ってくれます。

 

②滞在時間

各地を回っていれば

飲食機会も増えることになります。

 

③土産消費

車に積めば良いので

買い上げ点数が期待できます。

 

 

さらに自治体側の利点として

二次交通を整備する

必要がない

ことが挙げられます。

 

具体的に考えると

公共交通で中心部まで来た客は

自分の移動手段を持っていません。

 

観光客には

県内・市内を回ってもらってこそ金が落ちます。

 

そのためには

二次交通の整備が必要になりますが

①整備するための金

②整備するまでの時間

③整備した後の利用数

 

こんなことを

検討しなければならないです。

 

それが

イカ保有車であれば

勝手に自分で県内を巡ってくれます。

 

高速道路で旅行に来るような

運転に慣れたドライバーなら

時間も気にせず回ってくれそうですよね。

 

6:まとめ

観光の振興のためには

・金を落としてくれる客を集める

・日帰り客の方が勝算がありそう

・特に運転に慣れたマイカ保有者を狙う

 

こんな点が重要だと思います。

 

じゃあその運転に慣れた旅行者とやらに

どうやって接点もつねん!?

という疑問が浮かびますので

また書きたいと思います。

 

マーケティングって面白いですね。