【マーケティング】売れればいいってもんじゃない
こんばんは。
マーケティングで大事なこと
について書きます。
今回は
目的・戦略・戦術の整合性が最重要
という話です。
誰かの3歩目くらいまで
お役立ちできることを目標にしています。
1:マーケティングで最重要なこと
買っていただく仕組みづくりが
マーケティングですが
「とにかく売れるようにすればいい!」
というほど単純ではありません。
例えば
・値段を下げる
・売り場を広げる
・大量に広告する
など単純に売上げに繋がると思います。
でもこうした施策を打つ際には
目的・戦略・戦術の一貫性が取れているか
を検証しなければなりません。
2:実際にあったこと
①何が起こったか
90年代
女子高生のギャル文化がありました。
ガングロとかルーズソックスとかです。
そして
彼女たちが持っていたのが
高級ブランドバッグでした。
私は地方都市に住んでいたのですが
都市部の影響を受けて
田舎にもじわじわ広がってきていました。
そして県内に
ブランドを扱うディスカウントショップが
進出したのです。
周りのギャルたちはブランドを装備して
一気に戦闘力を上げました。
②何がまずいのか
高級ブランドですので(おそらくですが)
これまでこんな風にビジネスを展開してきたと思います。
目的:違いの分かる大人に高品質を提供する
戦略:品質を高める生産体制の構築
品質を提供できる販路の構築
戦術:熟練工によるハンドメイド生産
心地よい買い物を体験できる百貨店や路面店での展開
事業目的と戦略と戦術の整合性があります。
(戦略と戦術についてはまた書きます)
そして
この提供価値に共感したお客様たちが
ビジネスを支えてきてくれた主要顧客です。
小娘たちが手にするバッグを見て
マダムたちは何を思ったでしょうか。
ブランドから離れることには
ならなかったでしょうか。
ブランドがやるべきだったのは
既存顧客の価値を損なう恐れを察知して
販路をコントロールすることだったと思います。
(カニバリについてもまた書きます)
3:まとめ
売れるための仕組みづくりです。
ですが
売れるからといって目先に対応するだけでは
これまでのビジネスを損なう危険性があります。
なので
目的・戦略・戦術の整合性が大事
という話でした。
マーケティングって面白いですね。